放課後あそびばサーチ

学校が終わったあとや学校がお休みの日、子供を一人で留守番させなくてはいけない保護者の方もたくさんいるとは思いますが、「障害がある子を家に一人でいさせるのはちょっと不安」と考える方もいると思います。

できれば信頼できる大人の目があるところで安全に過ごさせたいけれど、仕事などの事情でずっと一緒にいるのは難しい。
そんな時に頼りたいのが「預かり保育」です。

学童？放課後等デイサービス？

放課後、子供を預かってもらえる事業と言えば学童保育などの放課後キッズクラブ、そして障害児や発達に特性のある子を預かる放課後等デイサービスなどがあります。

学童保育と放課後等デイサービスの違い

ここでは、特に利用者が多い公営の学童保育と、放課後等デイサービスの違いについて大まかに説明していきます。

登録、入所の条件（主なもの、優先事項など）

▼学童保育
保護者（及び同居者）が就労している、または出産や病気、介護、障害などで放課後の保育が困難な場合
小学生小学1～3学年、及び心身に障害をもった児童を優先
※心身に障害がある場合、学童保育で優先的に受け入れるところが多いようですが、著しい障害の場合は預かってもらえないこともあるようです。

▼放課後等デイサービス
保護者の就労の有無は問わない
心身に障害がある、もしくは発達に特性のある児童・生徒を受け入れ

上記はあくまでも一例で、施設への登録や入所の条件は自治体や事業ごとに異なります。まずは自治体のHPや放課後等デイサービス施設のHPなどで確認してみてください。

対象年齢の違い

▼学童保育
小学1年生から6年生までが対象。（1～3年生までを優先的に受け入れ）
※自治体や施設によって4年生以上は対象外になっている場合があります。

▼放課後等デイサービス
下は小学1年生（6歳）から、上は高校3年生（18歳）までが対象。
※施設の規模によって預かっている対象年齢が異なる場合があるので、それぞれの施設に問い合わせてみましょう。

活動の違い

▼学童保育
イベント活動が用意されていることもありますが、基本的には施設内や近くの公園などで自由に遊ぶことができます。宿題をする時間や、おやつの時間を設けているところも多いです。

▼放課後等デイサービス
その施設のスケジュールや個別に組まれたプログラムに沿って、遊んだり、宿題もしつつ、「療育」を行う施設です。
こちらもおやつの時間を設けている場合が多くありますが、調理実習を療育の一貫として取り入れているところもあります。

送迎について

▼学童保育
基本的には、行きも帰りも児童が一人で通うことが前提になっています。
帰りの時間が遅くなる場合などは保護者のお迎えが必要な場合があります。

▼放課後等デイサービス
一人で来所し帰宅することもできますが、徒歩や車による送迎をスタッフが行っている施設があります。

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どちらも放課後の居場所としてたくさんの子供が通っている場所です。
施設や利用したいサービスを選ぶ際に、実際に自分の子供が通えるかどうか、しっかりと見学をしたり話を聞いたりして選ぶようにしましょう。

千葉県市川市に住むAさんの場合

ここからは千葉県市川市に住むAさんの例を紹介したいと思います

Aさん（小学2年生）

千葉県に住む発達障害を持った児童です。
近所の市立小学校に通っており、支援員のサポートを受けながら一般学級で過ごしています。

Aさんの両親は共働きのため、保育園時代は延長保育を利用しており、小学校に上がってからは学校に併設されている放課後保育クラブに加入していました。そんな中、Aさんのお母さんが障害児を持つママ友とのお話の中で放課後等デイサービスのことを知り、興味を持ったのがきっかけで放課後等デイサービスへの通所を考えるようになりました。

Aさんと保護者が求める条件

・Aさんの好きな遊びができる
（保護者の声）施設を選ぶにあたって一番重要なポイントは、Aちゃんが好きな「手先を使った遊び」が充実しているということです。
平日は親が一緒に遊んであげられないので、のびのびと好きなことをして過ごしてもらえたらと思っています。押しつけではなく、自然と好きなことができるところ、というのが理想です。

・送迎がある
（保護者の声）これまでは、帰りは学校まで保護者がお迎えに行く必要があって少し遠回りになるのが大変だったので、送迎ありの施設に行けるようになれば、夕方のバタバタした時間帯の負担が少し減るかな？と思って、それも条件のひとつにしました。